当記事はPS4ゲーム 『隻狼/SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のネタバレを含むのでご注意ください。
どうも、とるねもです。
私は最近PS4ゲーム『隻狼/SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』を攻略中です。
3月の発売日に買ったはいいものの、仕事の繁忙期やウェブ制作の勉強を始めた事もあり、現在ゆっくりゆっくりと本編を進めております。
ソウルシリーズをやっていた身として、やはりその遺伝子を継いだ隻狼は面白いと思うわけですが……せっかくブログをやってるんだからこのゲームがどう面白いか言語化しようと考えついたのがつい先日のこと。
今回の記事では、私が感じる隻狼の魅力を序盤の強力ボス『まぼろしお蝶』との戦いを例として、記事にしてみたいと思います。
まぼろしお蝶初戦、フロム特有の強すぎる老人
序盤の難所、平田屋敷の最奥にて狼を待ち受けるボス『まぼろしお蝶』。
声と顔は紛れもなく老婆ですが、背筋をピンと伸ばしたやけにカッコイイ立ち姿と、忍びらしいスタイリッシュな動きが合わさりフロムらしい強烈な個性が詰まったキャラです。
「おまえのようなババアがいるか!」とツッコミつつ初戦に臨む私。
お蝶は広いボス部屋じゅうに糸を張り巡らせ、スパイダーマンよろしく縦横無尽に飛び回り、空中からはクナイを投げ、地上では連続蹴りを中心に狼を激しく攻め立ててきます。
対する私はそんなお蝶の攻撃の対処に精一杯。どう反撃すればよいかも分からないままとりあえず合間合間にタメ攻撃などを当てていくのですが、なかなかこちらのペースへ持っていくことが出来ません。
そうこうしていくうちに点灯する『危』のマーク。あっ、と思ったときにはもう遅く、お蝶の攻撃モーションすらよく見えないまま初戦の死を迎えたのでした。
何度も挑むと攻撃パターンがわかってくる
そんな感じで、ほぼわからん殺しされたようなお蝶初戦。
――しかし、この隻狼というゲームが面白いのはここからです。
鬼仏で復活したらすぐさまお蝶のもとへと走り、何度も何度も挑んでいく狼(私)。
はじめは動きの俊敏さとスキのなさに防戦一方でしたが、幾度となく刃を交えることでそのパターンが掴めてきました。
お蝶は一見多彩な技を持っているようで、実は本当に注意すべき攻撃はそう多くないのです。
私は、以下の攻撃を要注意としてピックアップしていきました。
一つ目は空中からの飛びかかり攻撃。

二つ目は同じく空中からのクナイ投げ。

そして3つ目は下段の突進攻撃。

個人的にこの攻撃は対処を覚えるのに一番苦労しました。
と言うのもこの下段攻撃は、
・出の早さ
・技そのものの速さ
・当たる範囲の広さ
・威力の高さ
の四拍子が揃った恐ろしい技(※あくまで個人の感想)なのです。
例えば少しでも油断してお蝶にボタン連打で切りかかってしまうと、先行入力した狼の攻撃モーション中にこの下段突進が始まりもう躱す術がなかったりします。
かくしてこれらの技を見切るべく、私とお蝶の熾烈な戦いが始まりました。
挑み、反省し、計画し、また挑み……遂に訪れるその時!
とにかくその時点で自分が使える技や武器を振り返り、実戦に組み込んでいく私。
斧、手裏剣、霧がらす、火吹き筒、ステップ切り、ガード、弾き等々……。
その中でこれはいいぞと思えたやり方を厳選していき、また実戦に。
そうやって色々試しながら戦っていくと、そのうち私の動きは敵に合わせて最適化されて行きました。
まず上空からの飛びかかり攻撃は当たり前のように避け、更には着地後の隙にすぐさま反撃にも移るように、

モリモリ増えるお蝶の体幹ゲージ。
あと実際のプレイ映像ではキィン!カァン!キィン!と斬り結ぶ音が出てて爽快です。
また、空中に舞えば即刻手裏剣で撃ち落とすように、

手裏剣撃ち落としはロード画面中のヒントで気づきました。
そして一番の難関だった下段攻撃は、練習の果てにジャンプで避けられるようになったのです!

ピョーン!ってな!
避けるのに精一杯で空中蹴りまで出来なかったのは内緒だ!
こうして自分なりの攻略方法を確立してからお蝶と戦い、さらに数時間。
ついに、『その時』は訪れました。

まぼろしお蝶、撃破!
限りない達成感を噛み締めながら……そしてほんのちょっと、
(あー、この楽しいボスとは2周目までお預けなのかぁ)
と寂しがりつつも、お蝶との戦いを終えるのでした。
まとめっぽいもの
開発者からしてそう言ってますし、
ソウルシリーズの頃からそうですし、
プレイした人も皆そう言いますし、
何ならゲームってある意味全部そうじゃんって話ですが。
――結局、隻狼はこのトライアンドエラーこそが楽しいゲームだと思います。
自分ひとりの力で難所に挑み、何度も戦っていく中で自身のプレイングを見つめる事で動きが洗練され。
突破できそうになってくると緊張感で喉が渇き、心臓が激しく脈打ち、アドレナリンが分泌されているのがわかるあの感覚。
その瞬間にこそ、このゲームの価値が強く宿っていると感じるのです。
ソウルシリーズの初見でもこの感覚はありましたし、もっと言えば私が小さい頃に兄のおさがりで遊ばせてもらったゲームでもそうでした。

左:『スーパーマリオランド』
右:『ロックマンワールド3』
この記事を書きながら思い出しましたが、ソウルライクゲーとロックマンやマリオとの類似性を指摘する文章を以前どこかで読んだことがある気がします。
もしかしなくても『隻狼/SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』 は、デジタルゲームにおけるプリミティブな体験を現代に甦らせるものでもあるのでしょう。
ひととおり書きたいこと書けてスッキリしました。
私は再び、葦名の旅に戻ろうと思います。待ってろ弦一郎!
今回の記事は以上です。ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
コメント